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2016-2017年越し宗谷 往路

 このアイデアが浮かんだのは、僕がまだ日本一周の旅に出ている途中のことだった。
確か、10月の一時帰省時にヤフオクを眺めていると偶然目に入ったスーパーカブ110 JA07型がどうしても欲しくなったところが出発点だと思う。というのも、もともと欲しいなと思っていたこのバイクが北海道から出品されていて、どうせなら受け取ってそのまま宗谷岬でキャンプしてフェリーで持って帰ったら一石二鳥じゃん!って考えたわけだ。

 結局落札したのが10月だか11月だかで、出品者様には12月まで待ってくれってメールでやり取りして、僕は一人九州とか沖縄とかをプコブルーのリトルカブで走り回った。12月18日に帰宅して速攻で準備して、いつものように「まあなんとかなるや」ってな感じでキャリーバッグに荷物を詰め込んだわけさ。




0日目
2016年12月24日 22時 <新日本海フェリー舞鶴乗り場>


 苫小牧市での取引なので敦賀-苫小牧便に乗船予定だったが連日の荒れた天候によりフェリーが帰ってきていない。そのため急遽舞鶴から乗船することになった。実家からは舞鶴も敦賀も距離は変わらない。

フェリー・あざれあ手荷物たち

 乗船開始時間が23時15分だったから、余裕を持って22時に舞鶴へ行ったはずだ。実家から東舞鶴までは電車で1時間ほどであるが、東舞鶴駅からフェリー乗り場までの足が確保できないため、親の車で送ってもらった。乗船券は現地で買った。
北海道での自力整備を視野に入れているため、タイヤ、オイル、教化スタンドなど全て担いでの乗船だった。(写真右)




2016年12月24日 23時50分 <新日本海フェリー あかしあ船内>

 このフェリーに乗るのは初めてだった。と言うより、北海道へ行ったのはこの年の夏が初めてで、行きも帰りも自走で大間-函館航路を利用したため新日本海フェリーの利用すら初めてなのだ。ツーリストAを学割で利用したので、20%割引の7650円ほどだった。

ガラナとコアラのマーチ


夏ぶりの北海道に「待ってろよ...」と意気込むとともに今まで何度も文章や写真で見てきた、かの冬の大地に思いを馳せながら船内自販機で売っていたガラナを飲む。
そうだ・・・この味だよ・・・!沖縄のドンキに売ってたけど!!


フェリーはボォという汽笛を鳴らし、予定されていた時間の23時50分を少し過ぎた頃に出港した。






1日目
2016年12月25日 16時半頃 <新日本海フェリー あかしあ船内>

 起床。10時くらいに一回起きた記憶があるが、たぶんスマートフォンでTwitterしようとして圏外だったからそのまま延長睡眠に入ったはずだ。ということは軽く15時間ちょい寝ていたことになるのか?

夕食

とりあえず持参のカップ麺と自動販売機の焼きそばを食べる。水分も多めにガラナとスプライトを。
食事後は持参の小説を読んで小樽へ到着するのを待つ。確か、新海誠原作/大場惑著の『ほしのこえ』だったはずだ。

夕焼け
16時40分頃、奥尻島の付近で。




2016年12月25日 21時すぎ <新日本海フェリー 小樽乗り場>

雪の北海道 フェリーから

 予定より少々の遅れを生じ、フェリー・あかしあは小樽に至る。降船前に船内浴場でシャワーを浴びて身体が暖まっているせいか、あまり寒くはないように感じる。ほう、冬の北海道にも十分人が住めそうだ。気象庁でこの時の気温を調べるてみると、-1.9℃だった。

靴底のスパイクオスパへの道

 寝床の確保にはあまり苦労していない。知人に教えて貰った「小樽温泉 オスパ」へ向け、アイスバーンを歩く。フェリーターミナルから500mほどの距離だったが、大量の荷物を担いで凸凹の道を歩くのは骨が折れた。

小樽温泉 オスパオスパ2階

 とりあえず、オスパ横のセイコーマートで腹ごしらえをする。運動した後なので、ピリ辛ザンギ焼きそばとガラナをチョイスしたがなるほど、ガラナを飲むと一瞬で身体が冷えてしまった。おまけに焼きそばがみるみるうちに冷える。ヤバイ、これが北海道か...。

その後オスパへ移動し、玄関付近にキャリーバッグ、タイヤ、ヘルメットを置かせてもらってボストンバッグは2Fへ上げる。お風呂を堪能した後、ボストンバッグを枕にして泥のように眠りにつく。






2日目
2016年12月26日 08時 <小樽温泉 オスパ前>

10%を登る

 地獄のような移動の日が始まる。オスパから最寄り駅の南小樽駅へ移動し、函館本線/千歳線で苫小牧に至る。
10%の勾配をナメクジが移動するようなスピードで移動し、また駅の自動改札に荷物が突っかかえて駅員さんに怒られるなど。すみません。

11時に苫小牧駅で一旦下車し、腹ごしらえに駅前ドコモ横のラーメン屋へ入る。「ふたば家」だったかな?味噌ラーメン、うまかったよ。




2016年12月26日 17時 <室蘭本線 糸井駅>

 結局速くつきすぎたため苫小牧駅前の商業施設でドーナツ食ったり本を読んだりして時間を潰した。そうこうしているうちに予定の時間が近づいて来たため、取引場所の糸井駅へ移動。先方とはメールでやり取りしている。

糸井駅にてJA07型スーパーカブ110

 しばらく待っているとバイクが届いた。風防、箱、フロントキャリア付きのJA07型スーパーカブ110だ。兎にも角にも整備しないことには宗谷岬どころか家にすら帰れない。雪が深いため、今履いているノーマルタイヤではまともに走れないのだ。

オイル交換(ホンダ G4)、タイヤ交換(BONSUN 2.25-17)、教化スタンドの取り付けを行った。チューブは一本潰した。気温が氷点下であるため、柔らかいタイヤもカチカチになっているのだ。

セコマで夜飯
整備後のセコマ飯は旨い。

 17時から開始した整備だが、色々と困難が重なって22時に終った。なお、不要なものはキャリーバッグに入れてコンビニから実家へ送り返し、タイヤは翌日に近くのガソリンスタンドで引き取ってもらった。

苫小牧自遊空間の駐車場にて
23時40分、苫小牧 自遊空間にて就寝。